
環境TOPの一角、サガループ
皆さんは、2023年3月現在、各地で行われているデュエルマスターズの大会で猛威を振るっている『サガループ』というギミックをご存じでしょうか?
永久的に同じ挙動を繰り返すこと。
このサガループは、2023年2月20日~26日のデータを集計した結果によれば、およそCSで入賞したデッキの4分の1を占めていることが分かっています。👇
なぜこれほどにも高い入賞率を記録しているのか。
それを理解していただくために、まずは『サガループ』について学んでいきましょう。
サガループとは?
まずはメインとなる「絶望神サガ」のテキストを確認していきましょう。

恐らくゴッド・オリジンの強化のために作られたこのカード。
しかしこのカードには大きな欠陥がありました。
それは、同名カードも墓地から出せるようにしてしまったことです。
要は、絶望神サガの効果で、墓地の絶望神サガを出すことができます。
サガループの具体的な手順
①まずは、墓地に絶望神サガを含む3体のクリーチャーを用意します。
②それが出来たら、絶望神サガを召喚。効果を発動し、カードを1枚引いて、手札を1枚捨て、墓地に居る絶望神サガを場に出します。(この時効果を使った絶望神サガは、自身の効果で勝手に墓地に行ってくれます。)
③墓地から場に出た絶望神サガの効果で、同様に墓地の絶望神サガを出します。
(以下②➡③の繰り返し)
ループと言えば、多くのコンボパーツややや難解な手順を持って成立するものが多いですが、『サガループ』に必要なカードは、絶望神サガ2枚と墓地の2枚のクリーチャーのみ!
今までにこんなにお手軽なループがあったでしょうか?
このループを行うことによって、絶望神サガの効果を好きなだけ使うことができ、そのたびに山札からカードを1枚引いて、手札を1枚墓地に送るということが出来ます。
サガループからゲーム勝利までの流れ
※サガループからゲームに勝利するルートはいくつかありますが、今回は「水上第九院シャコガイル」を使った方法を紹介します。
まずはサガループを、山札の残り枚数が1枚になるまで続けます。
この過程の中で『一なる部隊イワシン』と『黙示賢者ソルハバキ』、そして『水上第九院シャコガイル』を墓地に送っておきます。



そして最後のサガの効果で、墓地から場に出すクリーチャーを『黙示賢者ソルハバキ』にし、アンタップマナを1マナ用意。
その1マナを使い、墓地にカードが貯まったことでコストが軽減された『超神星DOOM・ドラゲリオン』を、墓地の『一なる部隊イワシン』を進化元に含めて場に出します。

そしてそのまま『超神星DOOM・ドラゲリオン』でアタックするときに、進化元のイワシンを墓地に送りながら、メテオバーンを発動。
墓地からシャコガイルを場に出します。
シャコガイルには、場に出たときに、墓地のカードをすべて山札に加えてシャフルするという効果があるのですが、この効果を解決する前に、イワシンが墓地に送られた時の『カードを1枚引いて1枚捨てる』効果を解決します。
すると山札が0枚になるので、シャコガイルの効果によってゲームに勝つことが出来ます。
サガループの対策カードを紹介!
サガループは、非常に強力なギミックですが、もちろんそれを封じ込めることのできるカードもないわけではありません。
対策カード①「とこしえの超人」

墓地からバトルゾーンに出てきたモンスターをマナゾーンに送ることが出来るので、ループを妨害することが出来る。
②「若き大長老 アプル」

相手が墓地からバトルゾーンにクリーチャーを出せないようにすることができるので、ループを妨害できる。
③「DG-パルテノン ~龍の創り出される地~」

相手が1ターンの間に出せるクリーチャーの数を制限することが出来るので、ループを妨害することができる。
この他にも、このサガループを対策するカードは存在しています。
ですが対策カードがあるからそれで良いかというと、決してそうではありません。
このことについて、以下で解説していきます。
サガループの問題点

ここからは、これまで見てきたサガループの問題点に言及していきたいと思います。
サガループの問題点①シールドトリガーが無力である点
本日紹介した、シャコガイルを使った勝利方法では、サガループのデッキを使う側は、相手のシールドをブレイクすることはありません。
よって、サガループのデッキ相手に、逆転を狙えるシールドトリガーのカードをどれだけ採用したとしても役に立ちません。
「相手に攻め込まれて大ピンチ!でもシールドトリガーで大逆転!」と言う展開は、デュエル・マスターズの魅力の一つです。
サガループはこのデュエル・マスターズの魅力を台無しにしてしまうというのが、問題点の一つかと思います。
サガループの問題点②対策カードが引けてなければ、何もできない点
先程、サガループへの対策カードをいくつか紹介しました。
確かにあれらの対策カードを、サガループが始まる(最速3ターン目)までに用意できれば、相手がサガループを使って勝利することは難しくなります。
ですがこれは裏を返せば、「対策カードが引けていなければどうしようとない」ということです。
それどころか、タイプや文明などの関係で、そもそも対策カードの採用が難しいデッキもあります。
それらのデッキはなすすべがないので、サガループが環境にいる間、使用率がどんどんと下がっていくことでしょう。
こうなると、デュエル・マスターズの環境におけるデッキの多様性が奪われてしまいます。
絶望神サガの今後

ネット界隈では、絶望神サガの効果で同名カードが出せないように、カードのテキスト修正が行われるのではないかと噂されていました。
ですが先日、デュエル・マスターズの公式から、「絶望神サガのテキスト修正は予定していない」との発表がされました。
こうなると、サガループの異常なパワーを抑えるための対策として1番有効なのは、「絶望神サガ」の殿堂入りしかないと思っています。(筆者の意見)
世間では、フィニッシュの役目を果たす「シャコゴイル」の殿堂や、コンボパーツのひとつである「イワシン」の殿堂の可能性が示唆されています。
しかし、それらのカードに制限をかけたとて、「サガループ」というギミックが生き残り続けている限り、今回のようなデッキタイプはいくらでも登場すると考えられます。
そもそも勝利まで行かなくとも、最速3ターン目に、山札のカードを好きなだけ引き、その分墓地も増やせるということ自体が異常なのです。
この「サガループ」というギミックが、発売前から公式によって想定されていたのかどうかは分かりませんが、いち早く根本的な解決に繋がるような対策を講じていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
遊戯王OCGおすすめ商品
遊戯王OCG発売スケジュール
発売日 | 商品タイトル |
2022年2月19日(土) | HISTORY ARCHIVE COLLECTION |
2022年4月23日(土) | POWER OF THE ELEMENTS |
2022年6月11日(土) | ANIMATION CHRONICLE 2022 |
2022年7月16日(土) | DARKWING BLAST |
2022年9月10日(土) | WORLD PREMIERE PACK2022 |
2022年10月15日(土) | PHOTON HYPERNOVA |
2022年11月5日(土) | SELECTION5 |
2022年12月24日(土) | SECRET UTILITY BOX |
2023年1月14日(土) | CYBERSTORM ACCESS |
2023年2月18日(土) | RARITY COLLECTION -QUARTER CENTURY EDITION- |
2023年3月18日(土) | デッキビルドパックワイルド・サバイバーズ |
2023年4月22日(土) | DUELIST NEXUS |
2023年5月27日(土) | デュエリストパック- 爆炎のデュエリスト編 – |
2023年6月10日(土) | ANIMATION CHRONICLE 2023 |
2023年7月22日(土) | AGE OF OVERLORD |
2023年8月26日(土) | ヴァリアント・スマッシャーズ |
2023年9月23日(土) | WORLD PREMIERE PACK2023 |
2023年10月28日(土) | PHANTOM NIGHTMARE |
2023年11月25日(土) | TERMINAL WORLD |
2023年12月23日(土) | QUARTER CENTURY DUELIST BOX |
2024年1月27日(土) | LEGACY OF DESTRUCTION |
2024年2月23日(金・祝) | QUARTER CENTURY CHRONICLEside:UNITY |
2024年3月23日(土) | QUARTER CENTURY CHRONICLEside:PRIDE |
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